がんの痛みをがまんしないで

がんの痛みをがまんしないで

がんばらない
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あなたを家で看取りたい
あなたを家で看取りたい


<マダム・ホー日本事務所 夏休みのお知らせ> 誠に勝手ですが8月6日から10日までお休みさせていただきますので、よろしくお願いします。 事務局長 雨宮

皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

ずっと、このブログを読んで下さっている皆様は、子供がいないマダム・ホーの夢は亡き母の名前をつけた「ホスピス」建設だということをご存知です。

カリフォルニアの名門校USC南カリフォルニア大学UCLAでリハビリ医療と医学界のMBAと言われるMPHを修了したマダムの持論は「予防が一番」ということで健康に気をつけていることを先日お話しました。

同時に1980年代にアメリカで医療訓練を受けたマダムは「患者にやさしく」がモットーです。すなわち、「患者のQOL(生活の質)」を重視しています。

「おばあちゃん子」で育ったマダムは、若い頃から自分の老後や人間らしく最後までQOLを維持することに興味がありました。

また2003年に母親をアメリカの自宅で看取って以来、「末期患者へのQOL」や「ホスピス」をライフワークのようにとらえています。

日米の医療や行政のギャップに驚くことが多々あるのですが、先日のテレビ番組の報道でも大変驚きました。(番組名を覚えてなくて、すみません)

医療用麻薬の使用量が日本はアメリカの25分の1だそうです。

日本人はもともと痛みに我慢強い国民だと思います。
お産の痛みも、怪我の痛みも耐えるのが当たり前のように感じます。

マダムが学生の頃はロサンジェルスやハワイの病院や老人ホームでボランティアをしていました。その時に気づいたのは、アメリカの老人は姿勢が良い、きれいな色の服を着ておしゃれ、いつもスマイルしている。

昭和の世代のマダムが見ていた日本の老人は背中や腰が曲がっていて、ぞうきん色のような服でおしゃれもしていない、いつも「神経痛が・・」「足が痛くて・・・」と「イタタ、イタタ」「よっこらしょ」となぜ言うのか不思議でした。

これらの違いは日米の生活習慣、社会的価値観、食生活、文化的背景などいろいろとありますが、そのひとつに「医療用麻薬」または「鎮痛剤」の使用量だとも思います。

マダムは痛みに対する許容度が平均的日本人より、はるかに低いかもしれません。しかし、アメリカでは、風邪を引いて喉がはれて痛かったり、咳こんで胸が痛いと「コデイン」入りの処方薬をくれます。

ですが、その日本のテレビ番組では「コデイン」は末期がん患者など特別なケースにしか使わないそうなのです。

精神的にひ弱に見える人に「強くなって」とマダムは言いますが、病気の時は強くある必要はないと思います。日本はそれが逆で、健康な時には「幼稚さ」や「甘え」があって、病人には「強さ」を要求しているような社会に見えます。

まちがっているかもしれませんが、欧米では健康な人には「強さ」や「成長した大人」であることを要求しますが、病人には「弱くなっていいのよ」という寛容さがあるように思えます。

ブログは個人の考えや主張を表現するものなので、これはあくまでも個人の意見として言わせていただきますが、病気の時、特に末期がんの時には我慢することはないと思います。

ずっと、「痛い、痛い」とがまんしていると、顔が苦しみで満ちた人相になります。痛いところをかばうので、姿勢も悪くなります。そうすると内臓を圧迫することもあります。

だから、もっと、「痛みをとって、患者が人間らしく最後まで生きられる」医療を望みたいのです。

医療用麻薬の正しい知識を社会へ啓蒙する必要があります。
ガン専門医をもっと増やさなければなりません。
医療用麻薬専門知識を高め、政府が使用を承認してあげる必要があると思います。
末期治療への偏見をなくさなければなりません。
がん難民」を減らし、患者の支援体制を整えなければなりません。

「亡き母親の名前をつけたホスピス建設」がマダムの夢ですが、その夢の実現には実に多くのやるべきことがあるのです。


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