人間愛を教えてくれた小学校の恩師

皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

日本での台風はすごかったようですね。
こちら、ロサンジェルスはやっと涼しくなりました。
マダム・ホーは只今、パスポートを持って北国へ出張中です。
「先週の猛暑の時だったら、もっとよかったのにね」と言って出発しました。
北国はシーフードが美味しいので楽しみにしているようです。

ところで、皆様は小学校の思い出の中で心に残ることは何でしょうか?

外国に占領されたことがない日本で、日本人として日本語を話し、日本の文化の中で生まれ育った皆様がどんなに恵まれているか、いつも訴えているマダム・ホーですが、今日はムッシューのお話です。

先日、ムッシューは小学校の恩師に会ってきました。

ミッションスクール出身のムッシューの先生はミカエル牧師様(仮名)。
10年ほど前からロサンジェルスの教会に派遣されていましたが、今回、本帰国となりました。

「おわかれ会」の「サプライズ・ゲスト」としてムッシューが招かれ、ミカエル先生の思い出話をスピーチしました。

東南アジアには何百年もヨーロッパに植民地化され支配された国々があります。
ムッシューの国は350年ほどオランダ領でした。
そのため、何世代も前から移住した華僑たちはオランダや、ドイツの教育を受けた人々が多くいます。

著書に書いたようにムッシューが8歳の時、国ではクーデタがおこり、国民の不安や動揺がムッシュー達華僑へ「スケープゴート」として向けられました。

日本の皆さんには想像できるでしょうか?
中国語の書物が焼かれ、名前を変えられ、中国語も話してはいけない。
自分の文化や民族的なアイデンティティーや存在が否定されるのです。

小学生だったムッシューは、毎朝、通学途中に原住民達に待ち伏せされ、ボコボコになぐられ、自転車ごとドブ投げ込まれる毎日でした。(途上国のドブって日本人が想像できないくらい汚いものです)

だから、「通学=いじめられる」となり、学校へ行きたくなくなります。

また、両親へ「なぜ、ボクはいじめられるの?」と聞いても、法的に守られていない移民の立場を充分理解している大人たちは、「シッ! 政治の事を話してはいけない!」と何も答えてくれません。

そんなムッシュー達を毎日はげましてくれたのが、ミカエル先生でした。

先生の深い愛情に励まされ、子供たちは「いじめられる通学路」を毎日通って小学校へ通ったのです。

ムッシューは「おわかれ会」のスピーチで当時のことを話した後、こう言いました。

「ミカエル先生は当時、新婚1年目で、ものすごくハンサムな先生でした。外見が男前だけでなく、心がものすごく男前。『なんじの敵を愛せよ』と教えてくれた先生の愛情が波動となって僕達に伝わり、いじめに屈しない勇気を与えてくれました。あれから何十年もたった今、こうして僕達がアメリカで成功しているのは、ミカエル先生の教えがあったからです。」

台風が去ったこの週末、世界のいろいろな国のことを思い浮かべながら、日本人は恵まれていること、また、日本人として何ができるか、次の世代に何を教えることができるか、考えてみませんか?


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10月6日(土曜日)にマダム・ホーのセミナー「ハピネス・パーティー」を行ないます。

・今回は愛情とお金をグローバルに考えてみるトピックです。


参加者のみなさまのご感想はこちら
http://www.madamho.net/c-491.html

日時: 10月6日(土曜日) 11時半から午後1時半まで
場所: 東京都内(お申し込み時にご案内いたします)
参加費: 1万8900円(税、軽食、資料込み)
お申し込み方法: 公式ホームページの「セミナー・イベント」からお申し込みください
http://www.madamho.com


【親睦会のおしらせ】

テーブルを囲んで、マダム・ホーと楽しく歓談する場を設けました。
セミナーの内容でも、ライフスタイルでも、何でもマダム・ホーにお気軽にご質問くださいね。

日時: 10月6日(土曜日) 1時半から午後3時まで
場所: セミナー会場内の別室
定員: セミナー参加者の中から10名様限定(あと4名様)
参加費: 4200円(税、ドリンク、手土産込み)
お申し込み方法: 公式ホームページの「セミナー・イベント」からお申し込みください
http://www.madamho.com