文化大国をめざそう

Ste Honore

皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

これはパリの町並みです。
マダムはパリの町並みがとても好きです。
本当にきれいで、さすが「華の都」です。

マダムは年に数回ヨーロッパへ行きますが、いつも思うことがあります。

日本もそろそろ「経済大国」から「文化大国」をめざしたほうがいいのではないかと・・・

これは個人的な意見であり間違っているかも知れませんが、日本の「経済大国」とは無理をして、つま先で一生懸命背伸びをしているような状態に思えます。

つま先で背伸びしていると、いつかはひっくりかえります。

特に最近の日中関係をみていると、「経済」を優先しすぎて「日本の国益」や「日本の尊厳」を喪失してしまうこともあるように感じています。

たとえばある企業のように中国へヘリコプターの技術を密輸しようとしたり、地下天然ガス開発問題も「経済」を優先するあまり、強く抗議できないのではないでしょうか?

外務省の「厳重な抗議」は完全になめられていて、まったく効果がないようにみえます。

ホリエモン騒動も、ある意味「経済」を優先しすぎた報いではないでしょうか?

ヨーロッパに来て思うのは、英独仏のように中学生のころから「進学組み」と「就職組み」に分けて、「職人さん」を社会が守ってあげるシステムが日本にもあればいいな、って思います。

別に国民全員が三角関数微分積分を知らなくても、日常生活に不便を感じません。

国民全員が大学へ行かなくても、良いのではないでしょうか?

それよりも人間としての基本になる道徳や倫理観を教えたり、日本文化の伝承のほうが大切だと個人的に思います。 

勉強が嫌いな人がいるのはしかたないことですし、そういう場合はアメリカの高校のように単位制にして、各自の才能を伸ばす制度があると良いと思います。

ヨーロッパのようにローティーンで将来が決まってしまうのは酷かもしれませんが、社会が「職人の技術継承」の大切さを認めてあげて、大学進学しないと負け組みのような扱いをしなければ、日本のお子さん達ももっと子供時代を楽しめるのでないかと思ったりします。

ドイツのマイスター制度やフランスにも職人や芸術家を政府が支援する制度があるのですから、日本はこれらの国々の「いいとこ取り」をして日本文化の伝承を守る社会になればよいと思います。


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