あなたの死に方
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皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。
５月からご紹介している「中国のことわざ」の第5行目に「お金で名医は買えても、健康は買えません」とあります。
自分の健康は自分の責任なのです。
今日のテーマは、一般的に一番避けたい話題「死について」です。これは万国共通らしいです。
で、マダムは「あなたの死に方」として、「因果応酬」というつもりはありません。(笑)
このタイトルを選んだ理由は、今日は皆さんに気づいてほしいことがあるからです。
それが「あなたの死に方」です。
間違った印象かもしれませんが、最近は病気で死ぬのが当たり前で、老衰で死ぬことが「不自然」なように思われているようです。 この背景として考えられるのは、多くの進国では死因の上位3位が、たいていガン、心臓病、脳卒中などの脳循環器系の疾患という３つの病気だからです。
4月22日に放映された「世界一受けたい授業」で、平成15年の日本政府のデータが紹介されていました。
日本人の死因として、ガンが30.5％、脳梗塞が13％、この２つで約50％になります。
一方、老衰で亡くなるのは全体のわずか2.3％だそうです。
最近は「病気になって病院で死ぬのが当たり前」みたいな感じになっているのが、マダムは気がかりです。
昔は、老衰で死ぬというと、例えば家族そろってお昼を食べた後、おばあちゃんが「ちょっと、横になるね」と言って昼寝して、家族が気がついた時にはそのまま死んでいた、というようなイメージがあります。
一方、病気になって病院で死ぬというイメージは、からだに管がいっぱいついた「スパゲッティー症候群」で、「痛い、苦しい」と思いながら死ぬようなイメージです。(ちなみに「スパゲッティー症候群」という言葉はマダムがアメリカで1980年代に聞いていた言葉です。)
一説では、人間は生まれた瞬間、死に向かって生きているようなものだそうです。
ならば、死に向かって猛ダッシュしているような、不健康なライフスタイルではなく、どこかの国の政治家のように「牛歩」で、できるだけ、ゆっくり、ゆっくり、健康に気をつけて死に向っていく生きかたのほうが良いと思うのです。
© (C) Madam Ho 2006, All rights reserved.
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