食欲の秋!

【ささやかな幸せ】 おいしいごはん


皆様、こんにちは。
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

毎日の生活の中で、ちょっとした小さなことで、気持ちが豊かになることがあります。

マダム・ホーも毎日の生活で、意外な「ささやかな贅沢」があります。

美術品をながめること?
高級車を運転すること?
ダイヤモンドやブランドバッグをナデナデすること?

どれも違います。

マダム・ホーが「この贅沢だけは、させてほしい」とこだわるのが・・・・
炊きたてのごはんです。

お米の銘柄は特にこだわりません。
海外生活が長いので、カリフォルニア米であれば贅沢は言いません。
カリフォルニア米でも炊きたてはおいしい、と思っています。

逆に、日本に行った時、どんな高級料亭や和食レストランでも、保温されていたご飯がだされたらゲンメツなのです。

だから、マダムの家では、3合炊きの炊飯器に2合だけ炊きます。

できることなら、毎回炊きたてを食べたいので、メーカーが1.5合炊きの炊飯器を作ってくれたら、それに1合ずつ炊きたいと希望しています。

ご飯が炊き上がると「儀式」をします。

裏千家の懐石では、炊きたてのごはんを「一文字」にお茶碗に置きます。
これを、毎回マダムは炊き上がったご飯で「一文字」を作り、ひそかに楽しんでいるのです。

だから、ムッシューは大変です。
ご飯が炊き上がって数分たった食べごろまでにシャワーを終えて、夕食を食べる体制を作らないと、マダムに「せっかく、おいしいご飯が炊きあがったのにぃ!」しかられます。

ムッシューの「反撃」は、マダムが仕事で手がはなせない時に、先に炊飯器のご飯をかき混ぜて「一文字」を作れなくしてしまうことです。

ほっかほっかのごはんに、生卵とおしょうゆで食べたり、
美味しい味付け海苔で食べる時、「日本人に生まれてよかった」と思います。

ゆうべも、食事中にムッシューが急にしみじみと、「ご飯がおいしいね」と言っていました。

きっと、たきたてのご飯を一緒に食べることができる楽しき我が家」(Home Sweet Home)が、マダムとムッシューにとって何ものにも代えがたい一番の「ささやかなしあわせ」なのだと思います。

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