ウォーレン・バフェット氏の伝記「スノーボール」(連載第6回)

ウォーレン・バフェット氏が6歳で始めた最初のビジネス

マダム・ホーと一緒にウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』を英語で読もう!(連載第6回目)
2009年3月15日配信マダム・ホーのメルマガ92号より


The Snow Ball

マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!
ウォーレン・バフェット氏の『スノーボール』


The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life


皆様、こんにちは。
地に足が着いた働くミリオネアで、
華僑富豪から教わった論語と風水研究が趣味の
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

昨日の台風はすごかったですね。
皆さんは大丈夫でしたか?

さて、今日もマダム・ホーのメルマガに連載中のバフェット氏の『スノーボール』をお届けしましょう。

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週刊メルマガが人気の理由のひとつに、
日本でまだ翻訳版がでていないうちから
「マダム・ホーと一緒に原作を読もう」という
コーナーで、毎週少しずつバフェット氏の
『スノーボール』の内容をご紹介しているからです。

今年に入ってから、マダム・ホーはずっと
「マダム・ホーとして日本の皆さんに何ができるか?」を考えてきました。

その一環として、今年の2月8日配信のメルマガから
新コーナーを開設しました。

タイトルは「マダム・ホーと一緒に原作を読もう!」です。

マダム・ホーは「ビジネスのやりかた」に非常にこだわるのですが、
その理由は世界で通用する一流のビジネスマンになるためには、
小手先のノウハウではなく人間性が大切だからです。

これを理解していただくために一番良いビジネス書が、
バフェット氏の『スノーボール』だと個人的に確信しています。

ウォーレン・バフェット氏が世界的な大富豪だからご紹介するのではなく、
バフェット氏のビジネス倫理観と人生哲学を
日本の若い皆さんに見習ってほしいと思います。


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日本でまだ翻訳版が出ていない
原作を英語で読むことは、
読者の皆さんにとって
ビジネス書ブロガーの鹿田さんが言うように
「時代を先取りしている」ような
気分
になります。

また、原作が1000ページもありますので
これを一人、英語で読むのは大変です。

でも、少しずつでもマダム・ホーの解説があれば
読みやすいですよね。

このコーナーが非常に人気なので
皆さんのご要望にお応えするために
こちらのブログでも「不定期」ですが
バフェット氏の本の部分を掲載することにしました。

では、今日は第6回目のエピソードです。

*** 以下は、2009年3月15日に配信されたマダム・ホーのメルマガ92号から引用します。(無断で複写、転載は禁じられています)***


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■ 新コーナー開設!マダム・ホーと一緒に原書を読もう!(6)

グローバルなビジネスマンや投資家をめざす人へ
マダム・ホーおすすめのウォーレン・バフェット氏の伝記!

2008年11月に私達夫婦が楽しんだビジネス本が、このウォーレン・バフェット氏の伝記『スノーボール』です。

「こうやって世界一の大富豪になりました」的なハウツー本ではなく、やはり「誠実さ、逃げない、ウソをつかない」という日々の態度が大切だという人生ポリシーをウォーレン・バフェット氏が持っていることを知り、とてもうれしくなりました。

The Snowball
こちら 

今日の印象にのこったシーンは、第8章です。

この本のまえがきで子どもの頃のバフェット氏が妹と雪遊びをしているシーンがありました。

空から降ってくる雪を手に集めて雪だまを作ったバフェット少年。

この最初の雪が、わずか6歳で始めたビジネスでした。

バフェット氏の祖父がグローサリーストア(小規模なスーパー)を経営していたので、バフェット少年は祖父の店からチューイングガムを「仕入れ」、それを売りました。

叔母がくれた緑色のトレイには5つの仕切りがありました。そこに、ジューシーフルーツガム、スペアミントガム、ダブルミントガムなど5種類のガムをいれて売ると、1パックあたり2セントの「儲け」がでました。

その年の夏には、バフェット少年はコカコーラを売ることにしました。暑い夏の夜に近所の家を1軒、1軒回って売り歩いたのは、ガムよりコーラのほうが「儲け」が多かったからです。バフェット少年はコーラ6本につき5セントの「純益」を出しました。

さらに2種類の雑誌も扱うようになったバフェット少年は、ベルトにつり銭をいれるニッケルメッキのマネーチェンジャーをつけ、まるでプロフェッショナルになったような気分でした。

日本でも「習い事を始めるなら6歳から」と言いますが、バフェット氏は自発的に6歳の時にビジネスを始め、またそれが好きだったのはすごいですね。

著書にも書いたように、アメリカの子ども達はこうして近所をまわって物を売ることが普通です。

また、大恐慌時代に証券会社を起業したバフェット氏の父親は、当時ではすでに中流の上の生活レベルでしたが、息子のバフェット氏に大金のおこずかいを与えず、息子の「ビジネス」を見守っていたようです。

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昨日のブログでは、好きなことを見つけずに
「ビジネススキル」や「効率」を追求すると
心がしんどいですよ、というお話をしました。

『好きなことをやれ!」というタイトルの
本田宗一郎氏の本を紹介しましたが、
やはり、自分が一番好きなことを貫くのが
人生を豊かにする成功への近道だと思います。

本田宗一郎氏はエンジン作りが好き、
ウォーレン・バフェット氏はビジネスが好き。

あなたは、何が一番好きですか?



■ マダム・ホー日本事務所よりお知らせ

理系の私は経済理論や他人のケーススタディーは語りません。

また口先だけのスイートトークや、浮ついた話も嫌いです。

「お金はツール(道具)であり、ルールではない」が私のポリシー。

ビジネス倫理が欠如している人とは付き合いません。

ビジネスやお金に関する価値観が同じであることが大前提で、投資に関しては結果主義です。

読者の皆さんには「幸せなお金持ち」になってほしいと願っています。

今月24日の3時間セミナーは皆さんにもそのため皆さんにも「100年に1度」といわれる今の時期をターニングポイントにしていただきたいので、自分を変えるコーチングのワークショップ、私の個人的な体験や投資方法、また独立や投資を考えている人が陥りやすい失敗をご説明します。

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*この連載の第1話からはマダム・ホーの公式サイトwww.madamho.comの左にあるカテゴリー「マダム・ホーと一緒に英語の原作を読もう!」をクリックして、お読みください


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